昨日はブリヂストンタイヤが満を持して発表した「BT-023 Sports Touring」の関係者試乗会に参加してきた。
このBT-023の開発には160日以上の実走テストと1000本にも及ぶ試作品が作られたというから驚きだ。
正にBS渾身の力作と言えるだろう。
実際にこのテスト内容は他の製品に比べると2倍近い時間と労力が注がれているらしい。
開発者の言葉の端端にもこの製品に対する自信と思い入れが見え隠れする。
そんな中、今回の試乗会は一般道の環境設定に近い、日本サイクルスポーツセンター(伊豆修善寺)で行われた。
走行してみると確かにワインディングロードを走っている感覚で中々面白い。
今回はR1200RTとK1300GTの2台に装着されたものを試乗したが、とにかく軽快で路面に吸い付くような感覚をおぼえる。
この2台にはGTスペックという重量車向けの設定タイヤが装着されており、スタンダードスペックに比べて剛性が高められている。
なので、プロファイルの変形も少なく軽快なフィーリングを醸し出しているのだろう。
また、路面に吸い付くような接地感は3分割されたショルダー部のコンパウンドとその分割構造の影響が大きいと思われる。
BMWでもヘビー級のこの2台だが、元々の運動性能は高い。
しかし、これだけ軽快なフィーリングを楽しめるのは間違いなくこのタイヤの恩恵と言えるだろう。
そしてこのタイヤの一番のウリは耐摩耗性とウェット時の性能だという。
実はこの性能は相反するもので、どちらかを優先するとどちらかが劣ってしまうという相対関係にあった。
しかしブリヂストンは4輪のスタッドレスタイヤ(ブリザック)の技術などを応用し、RCポリマー【シリカ(ウェット性能を高める素材)とポリマー(耐摩耗性を高める素材)の親和性を飛躍的に高めた素材】を開発、このBT-023から導入した。
その結果、耐摩耗性はBT-023の兄貴分にあたる、BT-021に比べて約30%も向上。
しかもウェット性能も合わせて向上させてしまった。
そして更に驚かされるのが、摩耗時の操安性に変化が少ないということ。
他社製品の同セグメントにある人気タイヤが、約7000キロあたりで摩耗時の操安性が著しく低下することを考えると、このタイヤのパフォーマンスの高さが伺い知れる。
軽快且つ接地感の高いナチュラルなハンドリング特性に加え、耐摩耗性、高ウェット性能、摩耗時の操安変化の低減など、ツーリングタイヤに求められる要素を全て兼ね備えたと言っていい このBT-023 Sports Touring。
マジお薦めです。