2014年9月30日火曜日

でっ、出た〜!


先日、知り合いのライターさんから次号の「RACERS Vol.29」80年代のF3をテーマに塩森さんと田口さんがメインに扱われるよ!と話を聞き、早速、帰ってから楽天ブックスにアクセスすると、あった〜! ありました〜♪








しかも表紙が塩森さん!


本誌の加藤編集長のブログを見ると、表紙を何にするかで内部的なやり取りがあったようだが、何も知らずに書店でこの表紙を見たら、間違いなく中身を見ずに衝動買いしていたことだろう。。


塩森さんと言えば、自分ら世代の1960年中盤から後半生まれのロードレースファン(特に関東圏)にとっては正にレジェンド的な存在。



筑波のロードレース選手権で予選が何十組も行われ、練習走行すら前日の夜中から並んでも走行券が購入できるか否かといった、正にロードレースの一大ブームだった頃(1980年代)に、スーパーノービスとして彗星のごとく表れたレーサーだった。(スーパーノービスという言葉が世に出たのも塩森さんが初めてだったような気がするが・・)


その特徴的な低く構えたライディングフォームは、目玉ヘルの目玉で先を見ているような戦闘的なもので、真似をした人も多かったのでは。。(自分もその一人だったけど・・笑)



現在でもヤマハワークスの中須賀選手をはじめ、大崎選手、小山選手等、SP忠男から巣立ったライダーの中には目玉ヘルを被っているライダーが多いが、ロードレース界において目玉ヘルの一大旋風を巻き起こした張本人こそが、この塩森さんだった。(チーム名の由来でもある鈴木忠男氏はモトクロス界で超有名な方)




実はこの塩森さん、約20年前にボクサースポーツクラブのBMW OHVレーサーの開発をしていたことがある。(開発と言うとちょっとオーバーかもしれないが・・)



実際に筑波サーキットで自らOHVレーサーを走らせ、バイク作りの方向性やセッティングを出していたのである。


その時に居合わせた自分は、当然舞い上がっていた。


今だから言えることだけど、その時も塩森さんはヤマハで走っていた頃。


友達の趣味に付き合っているとは言え、ヤマハのワークスライダーが公にBMWを走らせているのには良からぬ噂がたつ可能性もあって、その時は目玉ヘルではなく、オリジナルカラーのヘルメットとツナギで走行していた。


これがまた新鮮で、最終コーナーから立ち上がってくる目玉ヘルではない塩森さんを見ていて鳥肌がたったことを思い出す。


そんな当時の想い出を呼び覚ます今号のRACERS


今日か明日あたりに届く予定なので超楽しみ!


早く届かないかな〜。




そして、前出の加藤編集長のブログを拝見していて気になったのがコレ↓




その名も「ゲッカンタカハシゴー


名前だけ聞いても「?」って感じだけど、ライターの高橋 剛さんの名前がそのままタイトルになったという何とも奇抜で斬新な雑誌なのである。


彼のブログは度々拝見していたが、その何とも言えない愉快爽快な文章表現は笑いどころ満載で、長が〜い文章が特徴なのだが、あっという間に読み終わってしまう。


当然、こちらも楽天ブックスでポチっ!



2冊のスペシャル雑誌、今日の夜から出発する01.5日の四国出張に間に合うと良いんだけどな〜。。





この写真のヘルメットは、塩森さんがキリンメッツヤマハ時代に被っていた本物。
自分の結婚祝いにプレゼントして頂いたもの。
今でも宝物として大事に保管しています。

2014年9月24日水曜日

台風に向かって


今日はこれから中国地方に向けて出張・・。

台風の進路に向かって行くのは少々気が重いな〜。

そう言えば7月の四国出張の際も台風が直撃して深夜バスが運休、急遽、飛行機で帰ったもんな〜。


今回は車で移動。

無事に全ての行程が上手くいくことを願って行くとしますか!




しかし、最近はすごし易くなったよね。

夏場は毎朝5時起きの散歩も、この気温だと少々遅くても良いので超楽チン。

湿度も温度も低いので、空気が澄んでいるように感じて気分も爽快!

彼も8歳になったが、毎朝10キロ近くの散歩を経て大分スリムになったかな。。


2014年9月17日水曜日

至福の一時

 




白馬のMotorrad Daysでお披露目されたこのバイク。
宝石のような輝きと美しさに加え、メカニカルな機能美と「走り」を予感させるオーラを一際強く放っていた。


記憶が薄れてきたころ、一昨日に開催されたエイ出版主催のライディングパーティで偶然再会を果たすことに。
ピットロードで撮影が行われているその現場で、子供がおもちゃのショーウインドに鼻をつけて見ているのと同じ感覚でその撮影風景を見入っていた。



そんな自分の姿を見つけたR nine Tカスタムプロジェクトのコーディネート役をつとめる河野さんが近づいてきて、「乗ってみる?、、絶対転ばないなら乗っても大丈夫だと思うよ、、」と思いもよらぬ言葉を投げかけてきた。

しかし「絶対転ばないなら」、、というワードがどうにも引っ掛かる。

当然だよね。世界で1台しかない宝石のようなバイク。しかもこれから世界中にPRすることになるかもしれない作品にキズでもつけたら目もあてられない。
テスターでもない自分が気軽に乗れるようなバイクではないのだ。

そんな心の葛藤を察してか、及び腰になっている自分に対して、このバイクの制作者である46 WORKSの中嶋志朗さんが「乗っても大丈夫ですよ、転ばなければ、、」と更に追い打ちをかける(笑)

その言葉を聞いて、ここで乗らなければ一生このバイクには乗れないかもしれないぞ!ともう一人の自分が背中を押す。
僅かな時間だったが、乗るか乗らぬかの葛藤の中、気がついたら既にシートに跨がっていた。(やっぱりそうなっちゃうよね・・)


エンジンをかけ、フラットツインの鼓動を感じながらピットロードを走りぬける。


「んっ、このバイクもしかしたら・・」

久しぶりのこの感覚。
本当に良いバイクは走りだした瞬間にその優秀さをライダーに伝えてくる。
今までの自分の経験では、OHVの柳澤スペシャルとヤマハTZ250、アプリリアのRSV4ファクトリーに乗車したときに同じことを感じた。

排気量も車体構成もまったく違うバイクなのだが、直感的に良いと感じるバイクにはすべて統一した要素がある。
それは路面と接しているタイヤからのインフォメーションが手に取るように分かり、その情報にもとにライディングに反映する際、ライダーの意思どおりに素速く的確に反応すること。

要はまったくライダーに不安感を抱かせないのだ。

もてぎの連続した12コーナーを抜け、3コーナーの進入から4コーナーを立ち上がる時点でその感覚が本物であることに気づく。

バイクが「もっとアクセルを開けろ!」「遠慮なんかしてても俺の良さは分からないぞ!」とばかりに攻め立ててくる。
グイグイとペースを上げるが全く転ぶ気がしない。

フロント、リアともに路面に吸い付くように、レールの上でも走っている感覚とでも言うべきか、タイヤからのインフォメーションがもの凄くダイレクトに感じる。

不安要素は微塵もない。

この時、乗車前に気になっていた「転倒」というワードは、頭の片隅にもなく、切り裂く風とともに遙か後方に飛び去っていた。

もうそこからはライディングを堪能することだけに集中。

もてぎの国際レーシングコースを究極のクラブマンレーサーで疾走する。


至福の時とはこのようなことを言うのだろう。


宝石のようなこのバイクは、その容姿だけでなく、バイク本来の「走る」という部分も非常に高いレベルでまとめられていた。

夢のような3周はあっという間だったが、久しぶりに良いバイクに乗れたことに感謝したい。

そして自分の物差しとなる良いバイクの4台目にこのクラブマンレーサーが追加されたことにも感謝。

中嶋さん、河野さん、そして今回の関係者の皆さん、本当にありがとうございました。


またいつか何処かで試乗できることを楽しみにしています!