昨日はMoto GPライダーの高橋裕紀選手を招いたライディングアカデミーの第1戦?・・が無事、終了した(笑)
クシタニさんとのコラボで実現した今回の企画は、一般的なトレーニングとは違い、スポーツライディングの基本要素をテーマ毎(年3回)に分け、表面的な講習内容ではなく、「何故、そのように考えるのか・・」「何故、それが必要なのか」など、具体的な基準(モノサシ)をなるべく明確にする講習方法を用いた。
今回は「止まる」というテーマに基づいて、ブレーキングという動作を主に“止まる為のブレーキング”と“減速の為のブレーキング”とに大別し、フロントブレーキとリヤブレーキの制動力の違いや、各シーンに合わせた活用方法、車速と制動距離との関係、更にはブレーキングポイントを数式から割り出す方法など、様々なアプローチから「止まる/制動する」ことについて学んでもらった。
例えば、ブレーキングポイントについては、「ここからブレーキを開始する!」と言われても、ライダーの技量や乗っているバイクの性能などによって変化するものだから、基準としては曖昧になってしまう。
なので、今回はバイクの制動に関する様々な所見をもとに、車速と制動摩擦係数、重力加速度を用いた計算式から大凡のブレーキングポイント(個々の基準)が算出できることを解説。(当然、ドライ、ウェットでもこの数値は変化するため、コンディションの違いや路面状態の違いなどから当てはめる数字を変化させ、適切な基準を探る必要性が出てくる)
この計算式をもとに大体の基準を自分の中で組み立てることが出来れば、今回の筑波コース1000に留まった話ではなく、他のサーキットにおいても活用することができるようになる。
更にはブレーキング開始からバイクが旋回(バンク)し始める時のタイヤのグリップ限界を図式で理解することも出来れば、グリップ状況を意識したブレーキングも可能となる。
ブレーキングの最大入力時にバイクはどのような状態になっていないといけないのかなど・・この図式をもとに理解が深まったはずだ。(特に雨の場合などは効果覿面!)
今回もMSPが考える、「先ずは出来なくても頭で理解する」というロジックはそのままに、世界グランプリに参戦している高橋選手の意見も取り入れながら、様々なレベルのライダーに向けた実践的なカリキュラムが構築できたと思っている。
今回のコンディションは生憎の雨だったが、トレーニングテーマの「止まる」からすると、かえってウェットコンディションの方が良かったのかもしれない。
次回は9月28日(火)。
トレーニングテーマは「曲がる」。
バイクライディングの醍醐味とも言える、コーナーリングを主にカリキュラムが構成される。
次回もまた、座学講習と実技講習を絶妙にバランスさせたトレーニングプログラムをもとに参加者の皆さんに心からご満足頂けるものを提供したいと思っている。
是非、期待していてほしい。

